農耕民族である日本人にとって、
牛は昔から身近で重要な動物でした。
大変な農業を地道に最後まで手伝い、
その力強さで芽を伸ばし豊かな実りに導く
様子から、丑年は伸びて育つ年になると
言われております。
また、丑の字は紐に通じ、生まれて初めて
手を伸ばす形で、屈曲した腕や芽が伸びよう
としているところを表した象形文字です。
今まで曲がったものを伸ばすというところ
から、『始める』『結ぶ』『掴む』などの
意味を持つとされています。
牛は、大願成就の意味合いをもつ、
日本に根付いた招福の縁起物なのです。
皆様がより一層のご多幸に恵まれますよう願いを
込めて、
来年も丑柄の風呂敷をご用意いたしました。
誰もが自分を見つめ直すきっかけとなった、
今年のコロナ禍…来年は日本人の底力が
発揮され、何かが新しく始まる年になる
予感がいたします。